私の主張【国政報告 平成25年4月】
国政報告 平成25年4月
世界一の日本へ!
日本の三つの危機
総選挙を経て、安倍晋三総裁が内閣総理大臣に就任し、年明けから通常国会が始まり、いよいよ政策を実現する段階に入りました。
総理は所信表明演説で、「日本経済の危機、東日本大震災からの復興の危機、外交・安全保障の危機」という三つの危機を挙げ、当面の政治課題を明示しました。
1.日本経済の危機
経済の再生が最大かつ喫緊の課題「(1)大胆な金融政策、(2)機動的な財政政策、(3)民間投資を喚起する成長戦略」の三本の矢で経済再生を推進。
2.東日本大震災からの復興の危機
政府の体制を大転換し、「復興庁」がワンストップで要望を吸い上げ、思い切った予算措置で復興を加速。
3.外交・安全保障の危機
日米同盟を一層強化し、アジア太平洋地域において先導役として貢献。テロなどの危機対応、拉致問題の解決に全力を尽くす。
演説の最後は、「誇りと自信を取り戻そうではありませんか。自らの中に眠っている新しい力を見出して、成長していくことができるはずです。今ここにある危機を突破し、未来を切り開いていく覚悟をともに分かち合おうではありませんか。」と力強く締めくくられました。
これは、喫緊の課題だけでなく、中期的展望を示した重要な演説です。
世界一を目指す日本
平成二十四年度予算が成立した翌日の二月二十八日、本会議で内閣総理大臣による施政方針演説がなされました。
「一身独立して一国独立する」との福沢諭吉の言葉を引用して総理は演説を始められ、「ひたすらに世界一を目指す気概。こういう(気概を持つ)皆さんがいる限り、日本はまだまだ成長できると、私は、確信しています。今こそ、世界一を目指していこうではありませんか!」と力強く訴えました。
1.世界一の日本(経済成長)
【1】世界のフロンティアへ羽ばたく意志と勇気を持ち続け、「三つの世界一」を目指す。
(1)世界一技術革新に適した国
(2)世界一企業が活躍しやすい国
(3)世界一安全・安心な国
【2】世界一を目指すのは、働く意欲のある人たちに仕事を創り、 頑張る人たちの手取りを増やし、日々の暮らしを少しでも良くするためである。
2.暮らしの不安に対応する政治(教育・福祉)
国民が抱える悩みや不安に対応するのも政治の使命であり、 その思いを具体的な政策につなげていく。
(1)教育再生、(2)子育て・介護を支える社会、(3)女性が輝く社会、 (4)誰もが再チャレンジできる社会、(5)持続可能な社会保障制度の構築。
3.海洋民主主義国家・日本 (外交・安全保障)
【1】日米同盟を基軸とし、北朝鮮、中国、韓国、ロシアほか、豪州、インド、アセアン諸国に対し、大国にふさわしい責任を果たす。
【2】防衛大綱を見直し、「国家安全保障会議」の設置に向けた検討を本格化する。
【3】我が国の存立基盤である海を自由で平和なものとし、「海における法の支配」を国際社会に訴える。
(平成25年4月1日:衆議院議員宮沢ひろゆき 国会宅配便 No.1より)